当社で製造するケアシェルは、鳥羽市が運営管理する牡蠣殻加工場から仕入れた「牡蠣殻粉末」を原材料にしています。実はケアシェルが出来上がるまでには、漁師さんや加工場で働く方々など、様々な人の手をかえしています。
当ページでは、ケアシェルができあがっていく過程を海・牡蠣殻加工場・ケアシェル工場と順を追ってご紹介していきます。
原材料は鳥羽かき殻加工センターの「カキ殻粉末」
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ケアシェル工場がある三重県鳥羽市は、全国でも有数の牡蠣産地です。毎年11月頃〜3月頃には、主に漁師さんが経営する牡蠣小屋に多くの牡蠣好きで賑わいます。美味しい牡蠣を食べ終わった後には、大量の牡蠣殻を一般廃棄物として処分しなくてはなりません。漁師さんはカゴに盛られた牡蠣殻をトラックに積み込み、鳥羽市が運営する「鳥羽かき殻加工センター」に運ばれています。
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鳥羽カキ殻加工センターでは年間約6,000トンの牡蠣殻を粉末加工し、天然肥料および酸性土壌を中和する土壌改良剤として製品化しています。
鳥羽カキ殻加工センターでの詳細な「鳥羽かき殻石灰」製造の様子はこちらから
牡蠣殻粉末を独自技術で固める「ケアシェル工場」
当社がケアシェルを製造する工場は、三重県鳥羽市松尾町にあります。鳥羽カキ殻加工センターから仕入れた「鳥羽かき殻石灰」は、ケアシェルの原材料として工場に運び込まれます。
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こちらはケアシェルの製造準備の様子です。
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ケアシェルの製造に欠かせない造粒機は、鳥羽市の鉄工所に協力いただいた手造りの特別製です。角度をつけた窯を回転させて、鳥羽かき殻石灰・海洋性水酸化マグネシウム、接着として水を加えていきます。泥状から、分量を調整しながら粒状に成形していきます。
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手のひらで固まり具合を確かめながら、粒の形を保てる程度のケアシェルが出来上がり、天日にさらして乾燥させます。
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仕上げに、天日乾燥を終えたケアシェルを独自技術で固化させて、完成となります。
カキ殻はケアシェルとなって、再び海へと還ります
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鳥羽市浦村町では、若手漁師が浦村あさり研究会がケアシェルの開発と共に発足して、国産あさりの養殖に成功しています。平成25年には、新たなアサリ養殖技術の確立に大きく貢献した功績をたたえ、天皇杯を受賞しました。写真は2020年の敷設式でのアサリ養殖風景です。
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鳥羽市浦村で採れた「浦村あさり」の様子です。干潟に敷設することで春〜秋にアサリの浮遊幼生が網袋に入り、3ヶ月後には2cm以上に育ったアサリが採れます。
以上が「牡蠣殻粉末からケアシェルが出来上がるまで」となります。
アサリ養殖に取り組む際は、まず浮遊幼生が干潟にきているかどうかを1年目はまず設置して調査が必要です。アサリ養殖をご検討されている方がいらっしゃいましたら、実際に取り組む事例のご紹介やご相談など対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。